高校生支援団体 bridge
東北大学医学部保健学科3年
試験種別:2016年AOⅢ期
出身高校:秋田県立湯沢高等学校
Q1:大学での学業について教えてください
臨床検査技師になるために、検査について学んでいます。 高校の時、先輩の医療系インターンシップの報告会に参加して臨床検査技師という仕事を知り、興味を持ちました。 大学受験では、薬剤師になりたくて薬学部を目指していましたが、センター試験終了後、点数的に国公立の薬学部は厳しいと思い、興味のあった検査技術科学専攻を受験することに決めました。 患者さんのためになることは変わりなく、病気の診断に関わるような職業なので、とてもやりがいがあると思います。なので、この選択には後悔はありません。
臨床検査技師という職業を初めて知る方もいるかと思いますが、簡単に説明すると、病院や検査センターで患者さんの血液や尿などの検体を検査したり、心電図や超音波検査をしたりする人です。 検査には、血液、生化学、病理、微生物、生理、免疫など様々な分野があります。検査技術科学専攻では、医学の基本的な知識やこれらの検査について詳しく学んでいます。
現在(2018年)、私は、病院実習を行っています。周りの病院ではやられていないような検査も大学病院では扱っており、学ぶことができるので、よい経験になっています。
Q2:課外活動はしていますか?
このサイトを運営しているbridgeに所属しています。 高校生の時、地方と都市部の教育格差の解消を目的に、高校生対象のキャンパスツアーや地方出張セミナーを行なっている東京大学のFairWindさんの企画に参加し、こういう活動をしている大学生もいるんだと思ったのがきっかけです。東北大学に入学後、似たような活動をしている団体があることを知り、加入しました。
企画は、主に平日にあることが多いのですが、講義・実習の関係上、企画自体には参加できないことが多いです。(企画の内容については、当ホームページの活動報告などを参照下さい。) そのため、企画の準備やSNSでの質問対応など裏方の仕事をしていることが多いです。 企画自体にはなかなか参加できませんが、高校生のためになれるよう、私たちの活動を広めていけるように頑張っています。
Q3:将来の目標は何ですか?
臨床検査技師として、地元で就職するつもりです。 (検査専攻の場合、病院就職はもちろん、大学院に進学する人もいます。院卒業後かどうかはわかりませんが、企業に就職する人もいるようです。)
地元秋田は、高齢者率も高く、癌死亡率も高いところです。そんな秋田で、地域医療に貢献できればと思っています。
Q4:最後に高校生へひとこと!
大学を決める時、「自分の学力で行ける大学」ではなく、「自分が行きたい大学」を選んでほしいということです。 できるだけ偏差値の高い大学へ行きたいとか、今の自分じゃこの大学しか行けないなとか考えがちだと思いますが、それだと入学後に後悔してしまう可能性があります。 自分が学びたいことは学べるのか、取りたい資格を取れるのか、この大学でしか学べないことはないか、雰囲気は自分にあっているのかなどの視点から、ホームページやパンフレット、できればオープンキャンパスなどで、自分が行きたい大学を見つけてほしいです!
コラム1:得意科目の勉強法
得意科目:英語
英単語や文法は、朝の通学でバスに乗っている間に取り組んでいました。 長文読解やリスニングに関しては、高校の授業や課題で多く扱っていたので、それに取り組むことで勉強していました。
コラム2:苦手科目の勉強法
苦手科目:物理
学校で使用していた問題集の基本例題を解いて、公式の使い方などを練習していました。