Fujitakuさん

東北大学 法学部 4年

試験種別:AOⅢ期

出身高校:岩手県立盛岡第一高等学校

Q1: 東北大に進学を決めた理由は何ですか?

 もともと法学部で学びたいと思っていました。弁護士のような法曹界や行政の仕事に興味があったからです。法学部での学びが将来の仕事にも繋がると思っていました。また、法律とは不可分な現代社会のありようを、法学という視点から俯瞰してみたいという想いもありました。

 東北大に進学を決めたのは、充実したカリキュラムが整っていることに魅力を感じたからです。高校時代にオープンキャンパスで東北大を訪れた際、東北大の法学部は、法律だけではなく、政治学や他学部の授業も選択することができ、充実した学習環境が整備されていることを知りました。純粋に国立大学に行きたかったという気持ちもありましたし、まわりに東北大を目指している人が多かったことも、この大学を受験する決め手の一つでした。

Q2: 法学部では何を学んでいますか?

 東北大の法学部は、学ぶ意欲のある者には十分な学習の場が与えられています。私は、幅広く学びたかったので、法学部だけではなく、経済学部や文学部の授業など、さまざまな分野の授業をとりました。

 専門では、民法と実証分析演習の2つのゼミに入りましたが、とてもためになったと思います。通常の授業では、今ある法律を学び、その内容を理解することに終始しがちでしたが、ゼミでは、現在施行されている法律や裁判の判決の妥当性にまで踏み込んで議論し、自分自身の考えを深めることができました。

 法学部は他学部に比べて自由度が高いです。他学部のように研究室に所属することはなく、ゼミも参加の義務はありません。必修科目はほとんどなく、卒業論文の執筆もありません。法学部のこの自由さの裏腹には、サボろうと思えばサボれてしまうという側面もあります。高校までと違い、大学では主体的に学ぶ姿勢が求められると感じました。

Q3: 課外活動はしていますか?

 学友会の混声合唱部に所属しています。合唱は高校からやっていたので、大学でも続けようと思い入部しました。活動には積極的に関わっていて、2年生の頃は運営役員の立場で活動し、3年生ではベースのパートリーダーを任されました。

- 混成合唱部での活動で、印象に残っていることはありますか?

 コロナ禍での活動です。毎年開催してた定期演奏会も中止になり、当時運営の立場にもあったので、今後どのような活動をしていけばよいのか考えるのが大変でしたが、新たな活動を模索しました。動画を撮影してYoutubeやSNSに投稿するなど、形に残る活動ができたことはよかったと思います。また、部活動を通じて法学部以外の友達もできたので、その点もよかったと思います。

Q4: アルバイトはしていますか? アルバイトを通じて学んだことはありますか?

 1・2年生の頃はカフェでバイトをしていました。今では、飲食に関わるバイトをしてよかったと思っています。バイトをするまでは気づきませんでしたが、飲食店の販売や接客は大変な仕事だと知ってから、飲食店の店員さんに対して敬意をもつようになりました。

 3年生からは塾講をしています。けっこう楽しいです。生徒は小学校低学年から高校まで幅広いので、生徒の発達に応じて臨機応変に教え方を変えるスキルが身についたと思います。カフェのバイトも塾講のバイトも、相手から感謝の言葉をもらうたび、とてもやりがいを感じます。バイトを通じて、直接人と接して、その人を笑顔にする仕事をしたいという気持ちが強くなりました。たかがバイトとはいえ、この経験が就活にも活きたと思います。

Q5: 大学に入って、学んだ点や成長した点はありますか?

 大学の授業や部活、アルバイトなど、色々な人との出会いを通じて、視野が広がったと思います。自分の知らない世界があるんだなと。自分の偏見を排して、まずは相手の価値観を受け入れてみようとする意識に変わったと思います。

 また、高校までは受け身でなんとかやってきましたが、大学に入ってからは自立しなければならないことを痛感しました。高校までの受け身の姿勢のままではいけないと思ったのです。何事も自分から行動を起こすようになったこと、そこが成長した点だと思います。

Q6: 将来の夢は何ですか?

 就活も終わり、来年から地元の県職員として働くことが決まりました。私自身の就活の軸には、地方創生に関わりたいという想いがありました。昔から、地方の人口減少と東京一極集中にかんして問題意識があり、地元がどんどん衰退していくことに危機感を覚えていました。こうした理由から、地元の持続可能な発展に貢献できる仕事をしたいと思うようになりました。

 県職員の仕事は、地域福祉・防災・交通インフラ・農林水産業など、様々な分野があります。大学では他学部の授業にも参加して幅広く学んだので、大学での学びを生かして様々な分野から地方創生に貢献していきたいと思います。私は、日本中どこでも安心して住めるような社会を実現すべきだという信念をもっています。今後、少子高齢化が深刻さを増すことは免れ得ない事実です。ハンディーキャップを抱える人でも安心・安全に生きられる社会の実現を目指して、地域の活性化に貢献していきたいです。

Q7: 高校時代の得意科目・苦手科目、またそれぞれの勉強法について教えてください。

 得意科目は英語でした。英語は得意になれば得点が安定する教科であると言えます。得意になるためには、地道にコツコツと積み重ねることが大切です。単語・文法の知識、読解力、リスニング力、表現力など総合力を身につけることが得点アップにつながると思います。勉強法としては、学校の授業の予習復習にしっかり取り組み、単語帳は1冊だけに集中して全ての単語を覚えることに努めました。また、3年からはリスニング対策として音読も始めました。中学までは英語が得意だと自負していたのですが、あろうことか高1終盤の進研模試で平均点を下回ってしまいました。そこから、本気で英語を勉強し始めました。

 数学は得意ではありませんでしたが好きでした。数学は、解法の型を覚えることが大事だと思っています。最初のうちはわからなくてもいいので、解法の型を覚え、それを何度も繰り返し使えば、自然と理解できるようになります。

 苦手科目は現代文でしたが、評論は受験期で成績が伸びました。現代文はセンスだという言葉で片付けない方がいいと思います。演習量をこなして、しっかり復習する。これを繰り返せば評論については十分に得点を伸ばせると思います。一方で、古文や漢文は得意でした。外国語だと思って、英語と同じように単語や文法を暗記して、定期テストのたびに授業の内容を完璧に理解できるようにしていたら、苦手にはなりませんでした。古文や漢文を正しく読むためにも、現代とは異なる価値観や世界観を十分に理解しておくことも必要です。

Q8: 最後に、高校生に一言お願いします!

 部活動や学校行事など、勉強以外のことも楽しんでほしいです。クラスのみんなと同じ教室で一緒に勉強していたことは、今思えば貴重な時間でした。みんなと一緒にいる時間を大切にしてほしいと思います。

Column 就職活動にかんして、何かアドバイスがあればお願いします!

 まず、自分の就活の経過を説明します。就活を始めたのは大学3年に進級したあたりからでした。当初は、公務員だけでなく、民間企業なども含めて幅広く業界研究をしていました。コロナ禍でオンラインでの実施がほとんどでしたが、3年の夏休み中にインターンに参加し、試験対策は3年の秋ぐらいからぼちぼち始めたという感じです。司法試験と国家総合職の2次試験対策で公務員講座を利用したことがありましたが、ほぼ独学で対策をしました。(独学は絶対にオススメしません。)

 アドバイスとして、インターンなどで業界研究を行う際には、幅広い分野の業界を見て回った方がいいと思います。最初から選択肢を絞るのは良くないですし、様々な業界を知ることでより視野が広がります。また、業界研究だけではなく、アルバイトやサークル、ボランティアなど、1つでもいいので取り組んだ方が社会経験にもなりますし、それが就活の際にも役立ちます。

 私は、高校入試や大学入試とは違って、就職試験にはマッチング要素があると思っています。やはり自分に合う企業と合わない企業があるのは疑いようもない事実です。大学入試まではうまく突破してきた人でも、就職試験では落とされることが多くなり、思いつめてしまう人もいるようです。ですが、それは自分と会社との相性が悪かっただけで、むしろ「落ちてよかった」と発想を転換した方がいいと思います。相性の悪い会社で働かなくて済んだのだ、と思えば気持ちも楽になるのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です